
1.南部川村の概況
南部川村は、紀伊半島の南西部・和歌山県のほぼ中央に位置する。
江戸時代から伝わる梅を中心に、備長炭や温暖な気候を生かして野菜、花きなどを栽培している。
中でも「南高梅」と「備長炭」は、日本一を自負する村の特産物である。
この二つの産業を振興し、全国にアピールするため、梅については、栽培・加工技術向上のための「うめ21研究センター」や情報発信及び消費者との交流のための「うめ振興館」の設置等を行なってきた。
また、備長炭については、「紀州備長炭振興館」を設置している。
2.農村アメニティの取組み
●婦人グループが地域変革の旗手
婦人会を中心とする婦人グループは、農村のあり方や生活環境に目を向けている。地域の課題をテーマとした連合婦人会の開催(毎年1月15日)、中学校や公民館での環境劇の上演、ごみ収集とリサイクル、排水浄化ときれいな水を守る運動等の活動がある。
また、梅農家の女性による「梅料理研究会」では、梅料理を紹介する冊子の出版や、観梅客への梅料理キャンペーンを実施している。
商工婦人部の母の木会は梅加工業の婦人等で結成され、梅振興館や更には海外で、梅干のPRや梅料理のPRを行なっている。
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●クリーンクラブ主催による「環境劇」で熱演
●製炭技術の伝統と保存
紀州備長炭製炭技術は、生産者組合と技術保存会により伝統産業、技術として受け継がれている。
また、備長炭をたたく音色の美しさから炭風鈴や炭琴が人気を博している。
中でも炭琴は中学生による演奏グループも生まれ、各地で演奏が行なわれ、人々を魅了している。
●梅がとりもつ交流活動
毎年1月末から2月末にかけて、梅畑を開放したみなべ梅林が開かれている。
梅料理キャンペーン、梅林投句、梅の種とばし大会、新たな民俗芸能である梅林太鼓の演奏をはじめ多彩なイベントが開催され、観梅客との交流が行なわれている。
また、むらおこしグループの源蔵塾では、宇治田原町のグループと共に梅茶のサービスを行なったり、京阪神の押し花グループとの交歓会を開催するなど新しいタイプの交流を進めている。
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